ここでは、廃車手続きに関するさまざまな内容を、ご紹介していきます。
廃車プロに廃車手続きをご依頼した場合、こちらの内容をお客様がすべて理解される必要はございませんが、「廃車についてもっと知りたい」という方のために、廃車手続きについての専門的な内容をご紹介いたします。
一時抹消登録の手続きと流れ
一時抹消登録は、今後も自動車を使う予定がある方が、一時的に自動車の登録を止めるために行うことが多い手続きです。
1.必要書類を準備する
まずはじめに、一時抹消登録に必要な書類を確認し、書類を準備しましょう。
2.ナンバープレートを車から外す
一時抹消登録では、ナンバープレートを車から外す必要があります。基本的にナンバープレートを外す場合は、法律で廃車プロのような専門の業者に依頼するきまりになっております。しかし、個人でナンバープレートを外す行為は、現実的に暗黙の了解となっている事実もあります。
陸運支局でも、住所変更などでナンバーが変わる場合に「自分でナンバーを持ってきてください」と言うなど、違法行為を勧めているとも取れるケースも見受けられます。
わざわざ業者まで自動車を運び、仮プレートまで用意して自分の家まで自動車を持って帰ることを考えると、技術があるのであれば自分で外してしまうのも手なのかもしれません。以上を踏まえて、ナンバープレートの取り外しは、ご自身の判断で選択されることをおすすめいたします。
3.運輸支局へ行く
書類とナンバープレートの準備ができたら、運輸支局に行き抹消登録手続きをしましょう。
4.手数料の納付
手数料(350円)を収入印紙で支払うことになります。
提出書類に収入印紙を貼らなければいけないのですが、収入印紙も運輸支局で販売をしていますので事前に別のところで準備しておく必要はありません。
5.ナンバープレートの返納
運輸局のナンバープレート返納窓口に持ってきたナンバープレートを渡してください。
6.一時抹消登録証明書を受け取る
全ての書類が準備でき、ナンバープレートも返却したら、これで一時抹消登録の手続きが完了です。廃車ができた証明として「一時抹消登録証明書」が貰えます。
※「一時抹消登録証明書」は、再度自動車の登録をする場合や、永久抹消登録をするときに必要となりますので、必ず大切に保管しておきましょう!
一時抹消登録が完了すれば、抹消登録完了の翌月分から、既に支払い済みの自動車税が還付されたり、自賠責保険の解約が可能となります。また、一時抹消登録から永久抹消登録にした時には、この一時抹消登録日からの重量税が戻ってきます。